昨年のコロナショック後、ソフトバンクグループ周辺には良いニュースも悪いニュースも色々とありましたが株価は順調に右肩上がりで上がっています。
自社株買いの影響もあると思いますが、徐々にソフトバンクグループの凄さに市場が気付き始めているような気もしています。
ソフトバンクビジョンファンドが好調
12月9日にソフトバンクビジョンファンドが投資するドアダッシュがニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。
ビジョンファンドは25%株主で約6億8000万ドルを投資してきました。
それが上場で時価評価約119億ドルになり、約1兆円の評価益を得たことになります。
最近はビジョンファンドの累積損益が安定していなかった中、かなりの明るいニュースです。
しかもドアダッシュの一撃で1兆円ですからね。

ソフトバンクビジョンファンドが抱える企業は他にもたくさんあります。
アリババの先行きが不透明、でもSBGへ影響減
昨年末、中国当局がアリババへ独占禁止法違反の疑いで調査を始めるというニュースが流れました。
それ以来アリババの株価は暴落し、冴えないことになっています。
アリババが国有化されてしまうんじゃないかとか、アリババの創業者ジャックマーが消息不明だとか様々な噂が流れています。
まだ噂ばかりで実際の先行きは不明です。
そしてアリババの株価が暴落したということは当然ソフトバンクグループのNAV(株主価値)は低下したはずです。
しかし実際にはソフトバンクグループの株価への影響はほとんど無く、今まで相関関係にあった株価の変動があまり追随しなくなっているように見えます。
ソフトバンクビジョンファンドの投資先が好調なため、魅力が増えてきたのでしょうか?
まとめ
ソフトバンクグループの保有資産の多くを占めるアリババの悪いニュースにはあまり反応せず、現在は全体のまだ一部分であるビジョンファンドの投資先が好調だと株価が堅調なソフトバンクグループ。とても不思議な株ですね。
NAVで価値を見なければならない会社なので、ニュースのインパクトで右往左往してはダメだと思います。それなのに営業利益などに着目されて騒がれてしまう面もあり、実態と違った評価をされてしまいがちです。
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