株をやったことない方からすると、外国であるアメリカの企業の株なんて手がつきにくい難しい物に聞こえるかもしれません。
でも実際には日本株よりも米国株の方が何倍も簡単です。
米国株の良い点
株式投資には個別株(一つの企業の株)投資とは別に、インデックス投資と言われる投資方法があります。
簡単にいうと個別株の詰め合わせパックです。まとめ売りです。このインデックス投資にも色々な種類があり、NYダウやS&P500といった指数と同じ値動きをするインデックスなどがあります。
NYダウ
アメリカの代表的な30社の株価をまとめた指数。この30社はその時代ごとに代表的な銘柄を選んでいるから、時々入れ替えが行われます。ダウ・ジョーンズっていう会社が選んで発表しています。
S&P500
アメリカを代表する大企業500社の株価をまとめた指数。米国株をやっていくとよく聞くことになります。スタンダード&プアーズっていう格付け会社が発表しています。
実際に過去のS&P500指数の推移を見てみると
すごく綺麗な右肩上がりですよね。アメリカ株の場合はわざわざ個別株で勝負しなくても、インデックスでまとめて買っておけば資産が増えていきます。しかもインデックス投資なら勝手に時代時代に合わせた代表的な銘柄を組み入れて、儲からなくなった企業は指数から排除されるから上がるべくして上がっていきます。
日本株だと売買単位が100株単位ですよね。欲しい株があっても最低購入価格が高くて断念・・なんてこともあると思います。米国株の売買単位は1株なので、株を買うために必要な最低購入価格が低めなので気軽に買うことができます。
例えば・・・
コカコーラ(KO) ・・・49ドル 約5145円
アップル(AAPL) ・・・116ドル 約12180円
P&G(PG) ・・・139ドル 約14595円
(株価・レートは2020/10/6現在)
日本株の場合、有名企業の株価は安定していることが多く、大きな値上がり益を狙おうとしたら成長著しい中小型株や赤字から回復しそうな企業を狙う必要があったりします。非常に難しいです。ほんっとに難しいです。自分が思っていた想定と違う方向に行くことの方が多いです。
しかし米国株の場合は誰もが知っているような、超巨大企業の株でも株価が右肩上がりで推移していることが多く、わざわざ誰も知らないようなお宝銘柄を探し当てる必要がありません。世界を支配している米国企業の特徴かもしれません。
米国株の取引
米国株って聞くとかなり難しそうに聞こえますが、日本株の取引とほとんど変わりません。米国株はアメリカの金融商品なので日本のお金(円)をアメリカのお金(ドル)に変えてから買う必要があります。
証券会社にログインしたら外国為替という項目があるので、そこでアメリカドルの注文をして両替します。あとは米国株取引のページから単位はドルで指値を入れて注文するだけです。円貨決済といって直接米国株を円で買う方法もあるのでとても簡単です。
米国株の取引時間
23:30〜翌6:00(日本時間)
また、サマータイム期間は1時間繰り上げになります。サマータイム期間は3月の第2日曜から11月の第1日曜まで。
22:30〜翌5:00(日本時間)
この時間に起きていないと取引ができないわけではなく、注文予約は日中でもできるので安心してください。
米国株に投資する上で最低限必要な知識
米国株を取引する上で特に、知っておいたほうがいいことをあげます。
ティッカー
日本株では4桁の数字が各銘柄に振り分けられていて、識別していますが、米国株はアルファベット1〜5文字で表されます。
例)ソフトバンクグループ(日本株)→9984
アップル(米国株)→AAPL
銘柄を探したい時などに使うので、覚えとくと便利です。
配当金の現地課税
米国株の売却益には日本株と同じで利益部分に20.315%の税金がかかります。米国株は配当金に対してこの20.315%の税金とは別に10%の現地課税が引かれます。そのため約30%は税金で持って行かれてしまうため注意が必要です。
まとめ
米国株はよくわからないからやらない!という方も、ぜひ米国株の魅力を知って欲しくこの記事を書きました。食わず嫌いで終わるにはあまりにももったいないくらい米国株は良い点がいっぱいあります。この機会に始めてみてはいかがでしょうか。