今回はETFのVHTについて紹介していきます。このETFに投資をすればアメリカの代表的なヘルスケア企業にまとめて投資ができます。

米国のヘルスケアセクターに投資できるETF
ヘルスケアセクターはパフォーマンスが良いことでも知られていますが、なかなか個別株で投資をするのは難しかったりもします。
新薬の開発だったり、素人にはわからないことばかりですよね。
VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)はMSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックスという指標をベンチマークにしていて、
米国のヘルスケア・セクターの大型株から小型株まで満遍なく投資しています。
構成銘柄は定期的に入れ替えが行われるので、何も考えなくても今の時代に上位にいるヘルスケアセクターの企業に投資ができるメリットがあります。
構成銘柄は?
現在のVHTの構成銘柄はこんな感じです。
銘柄 | 全体に占める割合 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 7.79% |
ユナイテッドヘルスグループ(UNH) | 6.24% |
ファイザー(PFE) | 4.25% |
メルク(MRK) | 4.09% |
サーモフィッシャーサイエンティフィック(TMO) | 4.03% |
アボットラボラトリーズ(ABT) | 4.01% |
ダナハー(DHR) | 3.15% |
アッヴィ(ABBV) | 3.12% |
メドトロニック(MDT) | 2.90% |
ブリストルマイヤーズスクイブ(BMY) | 2.85% |
全部で434銘柄で構成されています。
どれも代表的なパフォーマンスが良い銘柄ばかりですね。ETFの良いところは自分で銘柄分析をして決算を確認する必要がなく、良いリターンを上げられるところにあります。任せておけば安心です。
株価・チャート
2005年あたりからのチャートを見るとこんな感じです。
コロナショックの影響も少なく安定的に右肩上がりで成長できているのがわかると思います。10年前に投資をしていたら約4倍にもなっています。個別銘柄で勝負しなくても十分すぎるリターンですよね。
また、ヘルスケアセクターは景気に左右されない点も良いと思います。景気がどんなに悪くなっても医薬品を必要としなくなることはないですし、安定的に収益が入ってくるので暴落に強いのもメリットです。
現在VHTは221ドル(2020年12月6日現在)のため約2万3千円あれば米国のヘルスケアセクターの企業達に投資できるのが魅力です。日本株と違い100株単位ではなく1株から購入可能です。
リターンは?
年初来 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 |
13.58% | 17.27% | 13.27% | 12.03% | 10.52% |
2020年11月30日現在のデータです。かなり優秀なリターンですよね。
直近のリターンも凄まじいですが設定来のリターンも10%超えなので、ポートフォリオに組み入れるには申し分ないかなぁと思います。
まとめ
現在先進国を中心に高齢化が進んでおり、ヘルスケアセクターとしては追い風の状況にあると思います。ヘルスケア企業に対する需要は益々増えていくのではないでしょうか。今後も高い確率で他のセクターを上回るリターンを期待できると思っています。
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