非課税で投資ができる制度としてNISAがあります。私たちのような個人投資家にはとてもありがたい制度ですよね!!
そのNISAが、2024年に「新NISA」に変わることがわかりました!
現行の「一般NISA」と「新NISA」を徹底比較していきたいと思います♪
NISAとは
まず、基本的な知識として「つみたてNISA」と「NISA」とは何か簡単に説明します☆
つみたてNISAとは
一定の条件に合致した投資信託を一定額ずつ積み立てていくと、最長20年にわたって解約したときの利益が非課税になる制度。1年間に投資できるお金の上限は40万円。<楽天証券トウシルより引用>
NISA口座とは
少額投資非課税口座(NISA口座)を開設して上場株式や株式投資信託等を購入すると、本来20%課税される配当金や売買益等が、非課税となる制度。購入できる金額は年間120万円までで、非課税期間は5年間。
もっと詳しくは、こちらから!!(日本証券業協会)
2024年からの新NISA
つみたてNISA5年延長
制度の内容としては変わりはありません。変わったこととしては、現在新規に投資できる期間は2037年までですが、改正により、2042年まで5年延長されます。
ただし、非課税期間は最長でも20年となります!!
新NISA
2023年に一般NISAの新規投資枠が終了するのに伴い、新たに新NISAを創設。2024年から2028年まで投資できる期間が5年延長となります。
<産経新聞より引用>
新NISAでは図のように2階建ての仕組みになっています!
一般NISAからの変更点
1階部分:「つみたてNISA」と同じく、投資信託・ETFの積み立て投資のみ
2階部分:現在の「一般NISA」と同様に個別株にも投資が可能
※1階で積み立て投資を行わないと、2階の利用はできない
簡単に変更点を説明するとこんな感じです!!
1階部分に関しては、投資枠20万円を使い切る必要はなく、少額でも利用すれば2階部分は利用できるようになります!
2階部分に関しては、ただし!!があって、2023年までにNISA口座を開いた人、および投資経験者が株式投資をする場合は、1階での積み立て投資は不要となっています!2階部分のみを利用する場合、投資できるのは個別株のみで株式投信やETF、REITなどへの投資はできないのが注意点です。
単純に考えると、新NISAの2階部分は102万円なので、現行の120万円と比べると個別株に投資できる金額は18万円分少なくなるということです!
今まで一般NISAを使っていた人はどうなるの?
まず、現行NISAを利用している人については、新制度開始時に自動的に新NISAが設定されますので、この点では難しいことはありません!
しかし、5年間の非課税期間は新NISAでも変わりません。先ほど、個別株の投資額は120万円から102万円に減額となることを説明しました。その後、「特定口座に移動させる」or「ロールオーバーする」or「売却する」という選択肢になるのも変わりません!
選択肢の1つであるロールオーバーがやや複雑なんです!!
現行NISAで評価額が122万円を超えない場合
新NISAにロールオーバーすると、まず2階部分の102万円枠から埋められる。残りの額は1階の枠でロールオーバーとなる!残りの枠はつみたてでのみ利用可。
例)110万円ロールオーバーしたい
102万円分は2階部分へ。あとの8万円は1階枠となる。残りの余裕額12万円はつみたてで投資できる。
122万円を超える場合
一般NISAから新NISAに全額ロールオーバーすることができる!!
これを見るとまぁまぁ複雑ですよね…。
今後値上がりする可能性が高い銘柄ならロールオーバーして非課税で保有し続けるのもいいかもしれません!ただ、株価の推移は誰にも予想できないのがまた難しい所です💦
万が一値下がりした場合は非課税の恩恵は受けられないので、現行NISA枠で投資している銘柄の分析が重要になりそうです!!
まとめ
新NISAについて、ご理解いただけたでしょうか?
制度が変更になるまでもう少し時間があるので、いろいろなサイトでもたくさんの情報を収集して、スムーズに移行できるようにしていきたいですね☆
