コロナショック後の金融緩和から米国株式市場は大きく上昇し、バブルを指摘する声も聞こえるようになりました。
特にコロナで業績のマイナス影響を受けなかったハイテク株を中心に、多くの資金が流入している事実はあります。
しかし、今現在は少なくともバブルではないと思っています。
過去のバブルを振り返る
米国株のバブルと聞いてまず思い浮かぶのがドットコムバブルだと思います。
ドットコムバブル
1990年代後半から2000年にかけてインターネットへの過度な将来期待感からIT・インターネット関連企業の株が異常に買われ、暴騰その後暴落したバブルのこと。.com(ドットコム)と社名に付くだけで企業の株が買われたり、企業実態無視の相場だった。
チャートで見ると極端に上がっていたのがわかります。
バブル崩壊後、尾を引いて長期間にわたって最高値を更新できなかった期間があります。
その間約15年です。バブルの最中に一括投資していたら恐ろしいですね。
そのためにもバブルを避ける必要があると思います。
ドットコムバブル時にはPER100倍超えの銘柄も多くあり、ナスダック総合指数のPERは約70倍にまで押し上げられました。
現在のハイテク株は業績を伴って上昇している
ドットコムバブル当時はインターネットやITへの期待だけで株価が上昇していましたが、現在はどうでしょうか?
当時とは大きく違う点として、ハイテク株がしっかり実態を伴って成長している点があります。現在は期待感だけではなく、実際に人々の生活の中のあらゆる場面に進出し、高収益を得ています。
今の米ハイテク株の代表としてGAFAMがあります。GAFAMの株価は期待感だけで利益無視の値付けをされているのでしょうか。
ここ数年のこれらの株のPERと比較すれば割高かもしれませんが、現在の業績の高成長を見ればバブルというには語弊がある株価だと思います。
ハイテク株は2010年代だけのブームではない
ハイテク株が調子よく上昇しているのは一時的なブームだという声もあります。
確かにこれまでの歴史を見れば、時価総額上位の企業が時期ごとに入れ替わったり業績が良いセクターも随時入れ替わって来ました。
2012年には石油の企業、エクソンモービル (XOM)が時価総額世界一位でした。
そういった意味では企業の繁栄の移り変わりは当てることが難しいかもしれません。
しかしこれからもハイテク株優位の時代が続くと予想します。金利の上昇や政治的な要因などで一時的に暴落局面はあるかもしれませんが、大局観を持つべきです。
昔は考えられなかったことですが、現在はガソリン車から電気自動車へのシフト、そして自動運転へと移り変わろうとしています。
最近のテスラ(TSLA)の躍進はハイテク企業が非ハイテク企業を飲み込もうとしている良い例だと思います。
AIはIQでいうと1000以上の数値までいずれ到達すると言われています。アインシュタインですらIQが推定160〜190くらいと言われています。比じゃありません。
AIを駆使したハイテク企業は他の業種セクター、シェアを奪っていきます。これに賭けた方が投資が楽しくなると思ってます。
まとめ
もし今後GAFAM(アマゾンは例外として除く)のPERが50倍、60倍、70倍と上昇していった場合は注意が必要かもしれません。
自分である程度の基準は設けて、バブルだと確信したら買い控えた方が良い場面も来るかもしれません。また、金利の動向も短期的には注意が必要です。
しかし今はバブルではないと思っているのでQQQやソフトバンクグループを中心に積み立てていきます。
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